2015年03月27日

ガソリンタンクのエアベントをチェック

 バイクで走り出したところ、まるでガス欠のようにエンジンが止まってしまいました。
 「ガソリンはまだまだ入っているはずだよな?」
 とタンクキャップを開けて確認して、エンジンをかけるとその後は何事も無い。

 ネット上で、EX-4オーナーがこのような書き込みをしているのを何度か見た事があります。
 私も何度か同じ状況になった経験があります。

 で、先日に私のEX-4が同じ状況になりました。
 こういう時は一度タンクキャップを開ければ元通りになるのですが、今回は駄目でした。

 なので、これは完全に不具合です。

 今回の結果は前回の記事の通り「空気穴が詰まっていた」という事なのですが、こうなると何故ガス欠的症状が起きるのか、その対処はどうすればいいかを記しておきます。

 まず、何故ガス欠的症状が起きるのかの原理的な説明です。
 こちらのサイトに詳しく書かれています。
『予備タンク・自動コックについて』
 上記のサイトの説明にあるように、空気穴が詰まるとガソリンが出てこなくなります。

 この空気穴の正式名称は「エアベント」と言います。
 では、このエアベントが詰まっているかどうか、私のチェックの仕方を書いていきます。

 最初に、シートを外します。
EX-4のシートを外した

 ガソリンタンクから出ている、この黒いホースが「エアベントホース」です。
これが燃料タンクのエアベントホース

 このエアベントホースを外します。
燃料タンクのベントホースを外した

 外したエアベントホースがこちらです。
外したエアベントホース

 このエアベントホースが詰まっていないかチェックします。
 チェック方法は、エアベントホースを口にくわえて吹いてみます。
 吹いた空気が抜けていけば、ベントホースは異常無し。
 吹いた空気が抜けていかなければ、そのベントホースは詰まっています。詰まりを取り除くか、ベントホースの交換が必要です。

 ベントホースを口にくわえるのは、ばっちぃから嫌。という人は、ティッシュやハンカチを挟んでくわえて吹くか、空気入れを突っ込んで空気を送る、等が良いでしょう。

 ベントホースのチェックはこれで終わり。次はガソリンタンク本体のチェックです。

 ガソリンタンクのタンクキャップを外す必要があります。
EX-4のガソリンタンクのキャップ
 タンクキャップを外す為に用意する物は、六角レンチとプラスドライバーです。

 まずは、タンクキャップは必ず閉じたまま、六角レンチでボルトを7個外します。
キャップのボルトを外す

 全て外しました。外したボルトは、工具箱等の別の場所に置いておきます。ガソリンタンクの上に置く、等は極力避け、地面や別の場所に置いた箱等に、無くさないように置いておきます。
ボルトを全て外した

 ボルトを全て外したら、バイクのキーを使ってガソリンタンクキャップを開けます。
ボルトを全て外した状態でキャップを開ける
 キャップを開けると、バイクの右側、画像では上側にプラスネジがあります。このネジも外します。
 このネジを外す時は要注意です。

 ネジを外した際に誤ってネジをタンク内に落とした、等となると「緊急事態発生」です。

 そういう事態を起こさない為に、片手をこのように添え、もう片方の手でネジを外して取り去ります。
ネジを外す時その1 指を添える
 これで、ネジがタンク内に落ちる事はありません。
 指をタンクの穴に突っ込んでしまっても良いでしょう。
ネジを外す時その2 指を穴に突っ込む
 とにかく、絶対にネジをタンク内に落とさないように注意を払いましょう。

 このネジを外した状態が次の画像です。
キャップのボルトやネジを全て外した状態
 この状態でタンクキャップを上に持ち上げれば、タンクキャップを外す事が出来ます。

 では外してみましょう。
キャップを外しました
 黒いラバーのカバーが乗っています。これは固定されていないのでそのまま外せます。
 剥がすように取り去ります。
カバーを外します

 全て取り去ったのが下の画像です。
全て外しました

 ではここから、エアベントのチェック作業開始となります。

 タンクの給油口側のエアベントはここです。
エアベントはここ
 この給油口側のエアベントが、エアベントホースが取り付けられていた部分と繋がっています。
 エアベントホースから取り込んだ空気が、この給油口側のエアベントを通じてガソリンタンク内に入っていって、タンク内部のガソリンが燃料コック部へ落ちていくわけですね。

 エアベントホースのチェックと同様、空気が抜けるかのチェックをします。

 私の場合のチェック方法は、とりあえずこのような感じです。
タンクキャップ側のエアベントをチェック
 エアベントホースを給油口側のエアベントにあてがって、その状態で息を吹き込んでみます。
 使う物はエアベントホースに限らず、給油口側のエアベントにストロー等を差し込んで吹いてみるか、空気入れで空気を吹き込んでみるというのでももちろんOKです。
 このようにしてみて、吹き込んだ空気がタンク後部のエアベントホースを取り付ける部分から出てくれば異常無しです。
 異常が無ければ、エアベントホースをタンク後部に取り付けて、先ほどのチェックとは逆向きに空気を吹き込んでみます。
 これで、吹き込んだ空気が給油口側のエアベントから出てくれば異常無しです。

 異常が無ければ、タンクキャップを取り付けます。外す時とは逆の手順です。
 黒いラバーのカバーを乗せ、タンクキャップを乗せます。
 そしてキャップ内部のプラスネジから取り付けていきますが、くれぐれもプラスネジをタンク内に落とさないように注意を払って作業しましょう。
 プラスネジを取り付けたらタンクキャップを閉じて、7個のボルトを取り付けて終了です。

 タンクキャップの取り付けが終わったら、最後のチェックをします。
 取り付け済みのエアベントホースから、軽く空気を吹き込んでみます。
 これで空気がちゃんと通っていれば作業終了です。

 最後のチェックで空気を吹き込んだ時に「ピー」と音が鳴る場合があります。
 これがNinja250Rで話題になった「妖精さんの笛」です。
 なので、あの「妖精さんの笛」は「正常な証」とも言えます。

 私のEX-4の不具合の場合は、この記事の最初の方でリンクした「予備タンク・自動コックについて」のイラストのような感じで表すと、こんな状態だったわけですね。
今回のエアベントの詰まりの模式図
 これじゃあガソリンが出てこないわけですよ。

 作業が終わって、何となく取扱説明書の「万一の故障に備えて」を見てみました。
取扱説明書のトラブルシュート
 ここまでの作業が、たった2行で説明されてました。
この記事へのコメント
タンクの中を通っているのは、水抜きの穴かとw
キャップのエアーベントは、キャップをバラさないとわからないのでは。
ななしー 2015年08月11日 14:06
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