2008年09月18日

クラッチレバーの遊び調整をする理由

 クラッチレバーの遊び調整の記事を二つ書きました。
 EX-4に興味を持つ人、乗っている人は、初心者や「このバイクが初めて」という人が結構多いように思います。そういった方は、クラッチレバーの遊び調整をする理由がわからないかもしれません。
 「どういう時に遊び調整をするの?」
 「遊び調整をするとどうなるの?」
 「遊びが多い、少ないでどういうメリット、デメリットが?」
という感じで。

 初めてだと本当にわからないと思います。車両を購入して乗ってクラッチを操作しだした時も「こんな感じなんだ」で乗っていると思います。
 中古だと、クラッチレバーの遊び調整がされずに納車されている場合もあります。

 クラッチレバーの遊び調整は、かなり重要です。遊びが多すぎても少なすぎてもダメ。クラッチ操作が必要なバイクが好きになる、嫌いになるのターニングポイントになったりもします。
 ちょっとここで自分なりにまとめてみます。

「どういう時に遊び調整をするの?」
クラッチの遊びが多すぎる場合、または少なすぎる場合にします。
図で示してみます。
クラッチレバー概観
クラッチレバーは、この図のどちらかになっている状況が多いです。

 遊びが多すぎると、下図ぐらい離した状態でクラッチが繋がります。
クラッチレバーの遊びが多い状態

 遊びが少なすぎると、下図ぐらい離した状態でクラッチが繋がります。
クラッチレバーの遊びが少ない状態

「遊び調整をするとどうなるの?」
 クラッチが繋がる位置が変わります。繋がる位置を、下図のレバー位置の間の好きな位置に設定する事が出来ます。
クラッチレバー概観
やりようによっては、「切れないクラッチ」「常に切れているクラッチ」にする事も可能。

「遊びが多い、少ないでどういうメリット、デメリットが?」
「遊びが多い場合のメリット」
  • クラッチ操作に慣れていなくても、ガクガクしないスムーズな操作が容易になる。
  • クラッチの動作、意味を理解しやすい。
「遊びが多い場合のデメリット」
  • 信号待ち等で、クラッチを完全に握り続ける必要があるので、手を緩められずとても疲れる。
  • シフトアップ、ダウンの際にクラッチを完全に握ってからのシフトチェンジになる為、頻繁な操作が求められる場合は手が疲れる。
  • シフトチェンジの際にクラッチを完全に握る必要がある為、クラッチを完全に握る、離すまでの間の時間が出来る。

「遊びが少ない場合のメリット」
  • 信号待ち等のクラッチを握り続ける必要がある状況で、クラッチを完全に握らなくても良いので、握力もそれほど必要なく、手があまり疲れない。
  • シフトアップ、ダウンの際にクラッチを半分ほど握ってのシフトチェンジが可能なので、頻繁に操作しても手があまり疲れない。
  • シフトチェンジの際にクラッチを半分ほど握ればシフトチェンジが可能なので、クラッチを握る、離すまでの時間を縮める事が出来る。
「遊びが少ない場合のデメリット」
  • クラッチレバーを離していってもクラッチがなかなか繋がらないので、慣れるまでは少し不安。
  • アクセルを開けてからクラッチを繋いでいく発進に馴染んでいる人は、クラッチを離していってもなかなか動き出さない為、立ちゴケをする可能性がある。

 遊びが多い少ないの判断は、クラッチレバーを軽く引いてみます。この時2〜3mm動くのがEX-4の標準です。でも、好みもありますので、任意の位置でも問題はありません。

 遊びが多すぎると手が疲れます。クラッチ滑りの原因になったりもします。
 遊びが少なすぎると、離すギリギリの所でいきなり完全に繋がったりします。

 レバー側の微調整でもかなり変わるので、どの辺が良いのかわからない方はプライヤー等を用意して「調整→試走」を繰り返してみるのも良いでしょう。

 「クラッチレバーの遊び調整」は、遊びの量が変わるだけなので、「クラッチが固い、重い、軽い」というのは変わりません。でも、遊び調整だけで疲れ度合いはかなり変わってくると思います。
 クラッチ操作に疲れる、一時間も乗ると握力が無くなるという方にはかなり変化があるでしょう。「遊び調整」の記事でも書いたように車載工具だけで出来る作業ですので、一度調整してみるのも良いかと思います。
この記事へのコメント
遊びが少ないとクラッチが滑るのではないんでしょうか?
あれ? 2015年03月05日 16:40
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/106772869
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。