2015年3月23日の記事
「エッチングファクトリーのラジエーターコアガード」で、「バリオスとEX-4のラジエーターコアガードは共通部品」という事を書きました。
先日の東京モーターサイクルショーでの来場者のバイクにバリオスを見つけた時に、
「そういえばラジエーターコアガードはEX-4との共通部品なんだっけ。ちょっと見てみようか」
と思い、バリオスのラジエーターコアガードをちょっと見てみました。

↓こちらはEX-4

うむ。やはり同じですね!
もし、これを「流用」と考えるのならば、バリオスの発売は1991年。EX-4の発売は1994年なので、
「バリオスのラジエーターコアガードをEX-4に流用している」と考える事が出来ます。
しかし、このラジエーターコアガードを共通部品とする車種はもう一車種あります。
それは「GPZ400S」です。
GPZ400Sの発売は1986年。
なので、
「GPZ400Sのラジエーターコアガードがバリオスに流用され、それがEX-4にも使われている」
という事になります。
そしてこのラジエーターコアガードが最後に使われた車種が、2009年で販売終了の「Ninja500R」。
つまり、このラジエーターコアガードは1986年から2009年の23年間使われたという事ですね。
長い間お疲れ様でした。
ちなみに、バリオスとEX-4のラジエーターコアガードは共通ですが、「バリオスの車体にEX500(EX-4)のエンジンを載せた」といった感じの車種、ER-5のラジエーターコアガードは共通ではないです。
バリオスとEX-4のラジエーターコアガードの部品番号は「14037-1143」。
ER-5のラジエーターコアガードの部品番号は「14037-1232」です。
価格の方は2015年4月2日現在、両方とも3,812円(税抜3,530円)。
何が違うのかはよくわかりませんが、ER-5にはバリオスのラジエーターコアガードは使えない、と考えた方が間違いないでしょう。
もう一つちなみにですが、バリオスとEX-4のラジエーターコアガードは共通ですが、ラジエーター本体は共通ではありません。
あくまでも共通なのはラジエーターコアガードだけなので、バリオスのラジエーターをEX-4に移植、みたいな事は出来ませんのでご注意ください。